地域包括ケアについて

院長の梅野です。

 

お伝えしていたとおり、本日、平成28111日より24時間対応の訪問看護部門がスタートしました!

訪問診療との連携により更に充実・安心の自宅療養のサポート環境が提供出来ると思います。

当初はクリニックのみなし訪問看護としての対応となりますが、まずはお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

 

また、本日で四街道まごころクリニックは開業丸4年を経過しました。本日新たに3名の仲間も加わりました。

非常勤医師を加えて本日朝礼では18名が勢ぞろいとなりクリニック内も大変賑やかで、その風景を見るや胸に熱いものがこみ上げてきました。

浮き足立たずにしっかり地に足をつけて、これからも丁寧な診療を心掛けたいと思います。

 

 

 

さて、みなさんは『地域包括ケア病棟』をご存知でしょうか?

 

地域包括ケア病棟は平成264月の診療報酬改定で新設された病棟区分です。

どのような病棟かと言うと…急性期の入院治療が落ち着いた方、自宅におけるご家族の介護負担軽減目的の方、あるいは自宅介護療養中に入院加療が必要となる方などが対象となり、かかりつけ医から病院への定期的な情報提供により、円滑に入院へと結び付けることが出来ます。

 

特に在宅の現場では、指定難病の方、継続的なリハビリが必要な方、あるいはご家族の介護負担軽減(レスパイト)目的のケースが多く、地域包括ケア病棟が加わったことで療養における選択の幅が広がりました。

 

介護負担軽減と言えば介護保険ではショートステイがあります。しかしながら、受け入れの期間は前もって調整すれば指定しやすい一方、痰の吸引などの医療的なケアやリハビリが必要な場合は受け入れ困難で、入院対応が望ましい場合もあります。

また、費用面で言いますと、指定難病の方は医療費助成のおかげで費用負担が軽減されます。あるいは、民間の医療保険(入院保険)の対象となることもあります。

 

平成277月より四街道市内の下志津病院にも地域包括ケア病棟がオープンしました。

院長の石毛先生、地域包括ケア病棟のセンター長の深谷先生をはじめとして、在宅療養継続困難者をより円滑・迅速に受け入れて頂けるようになり、下志津病院が地域の基幹病院として大きな役割を発揮してくださることは、我々在宅医にとっては大変心強く感じられます。

 

これからもますます病診連携を強化し、地域一体となって在宅医療の充実に努めてまいりたいと思います。

 

四街道まごころクリニック

院長 梅野 福太郎