こんにちは、院長の梅野です。
桜もそろそろ緑がちらほら見られ、いよいよ本格的な春~初夏に向かって季節も移り変わる頃になりました。
さて今年度は、あらためて法人としても、個人としても、“テーマ”を持って活動していくこととしました。
年頭のブログでもお伝えしましたように、
《2018年のテーマ》
深根固柢(しんこんこてい)
としています。
この1年安定的な組織作りをとの思いからこのように決めました。
それを達成するための『5つの充実』を掲げます。
【5つの充実】
□組織の充実
□地域連携の充実
□入院機能の連携の充実
□まごころ訪問看護ステーションの充実
□千葉在宅の会の充実
□組織の充実
まごころの『平成30年度事業計画』を策定しました。そして3月19日に発表会を開催し、法人全体で共有を図りました。訪問診療・訪問看護・リハビリ・事務の各部門で主任を中心として自律的に、かつ他部門とも有機的に行動できる組織を目指します。
□地域連携の充実
『まごころ在宅連携会』は、今年度も事業所内外の講師を招聘し、地域連携と学びの場を追求します。
また、地域の健康教室など市民向け講座。生活機能向上を目的とした介護事業所と当リハビリテーション部門との連携を考えています。
□入院機能の連携の充実
癌末期の方で、千葉県がんセンターや千葉大病院、千葉医療センター、東邦大医療センター佐倉との連携、また下志津病院や栗山中央病院、四街道徳洲会病院などの地域の病院との連携を一層進めていきます。
それと共に、疾患・状態によっては機能強化型で連携している潤生堂医院、梶田医院といった有床診療所との入院対応も含めた連携マニュアルを整備します。
□まごころ訪問看護ステーションの充実
4月より訪問看護師6名、リハビリテーションスタッフ10名体制となりました。リハビリ部門に言語聴覚士(ST)も加わり、これまでできなかった言語療法についてもご提供できるようになりました。
また引き続き訪問看護師は増員を計画しています。24時間365日、土日や夜間も切れ目ないサービスを提供するためには、スタッフ1人に無理をさせることはできません。負担を共有し、1人にかかる負担を軽くすることを目的に、増員したいと考えています。
□千葉在宅の会の充実
以下のような理念のもと、『千葉在宅の会』を発足しました。
<会の理念>
○千葉における在宅医療・在宅ケアの向上を目指す
○各医院の事業展開に寄与
○スキルアップ・モチベーションアップにつなげる
○人材交流
○未来の在宅に関わる人材を発掘・育成・輩出を目指す
すずらんクリニック(千葉市緑区)、ふたば訪問クリニック(千葉市中央区)、向日葵クリニック(八千代市)、梶田医院(千葉市若葉区)と当院(四街道市)の5医院にて、第1回千葉在宅の会を2月22日に開催しました。まずはそれぞれの医療機関の現況と今後の連携や展望について熱いディスカッションができました。アドバイザー参加として千葉大病院と千葉中央メディカルセンターの先生にもご参加いただきました。
6月には第2回を開催予定です。地域の横の連携を深め、より迅速・適切な医療資源の投与が可能となり、未来の在宅に関わるスタッフが1人でも多くなればと考えております。
以上5つの充実をもって、この1年を乗り切る所存です。
質を高めるためにはどうしても堅苦しい合言葉が必要となりましたが、大前提としては、
『笑顔で、安心して自宅で暮らす』ためのお手伝いをしたい。
ということです。
全職員が、ご利用者さま・職員間のコミュニケーションを大事にし、当事者意識をもって、温かい対応を目指してまいりますので、今年度もよろしくお願いします。
四街道まごころクリニック
院長 梅野 福太郎