仲間の大切さ


こんにちは、事務長の大西です。

早くも1年の半分が終わり、今日から後半が始まります。

昨年は、史上最速の梅雨明け後の7月のスタートでしたが、今年はまだ梅雨空も続き、湿気と暑さとで体調も崩しやすい日々が続きそうです。居室の空調管理にご留意いただき、くれぐれもご自愛ください。

 

さて、半年の総括、ということではありませんが、まごころのここ最近であったことをお話しします。

 

 大型連休 

元号が令和に変わりました。それに伴って、4月の終わりから5月はじめは、史上初の10連休のゴールデンウィークとなりました。

訪問診療・訪問看護・訪問リハビリテーションでは、連休と言えども在宅で療養されている患者さま(利用者さま)がいらっしゃいます。

訪問診療では、4件の緊急往診、3件のお看取り、そして3日間は医師・看護師により定期的な訪問診療を実施しました。

訪問看護は、土日は通常どおり1名ないし2名、月~金曜日は最低4名体制で通常の訪問を行ない、日勤帯3件の緊急訪問、夜間帯3件の緊急訪問を実施しました。

訪問リハビリテーションは、10日間のうち7日間で希望された利用者さまに訪問を実施しました。

各訪問部門を支える事務部門においても、月末と月初は、連携ケアマネージャーさんとの訪問実績の確認、国保連合会等へのレセプト請求、患者さま(利用者さま)への自己負担金のご請求書作成のため交替で勤務しました。

 

『ワークライフバランス』を意識、と法人理念において掲げておりますが、スタッフ皆、家族との時間・自身の時間を確保しつつ、同じく理念にある『安心をお届けする』ために、無理の無い範囲でしっかりと患者さま(利用者さま)のことも考えて連休を過ごしてくれました。

 

 第5回千葉在宅を考える会 

6月のまごころブログにて院長より告知のあったとおり、6月13日(木)にカンデオホテルズ千葉にて『第5回千葉在宅を考える会』を、当院をはじめ複数の在宅医療クリニック・訪問看護ステーション・連携病院と共に開催いたしました。

『入退院支援』というキーワードで講演とディスカッションという内容に、なんと千葉市内を中心に千葉県各地より、予想を大きく上回る186名もの方にご参加いただき、非常に盛会となりました。

参加者の職種は、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・薬剤師・介護支援専門員(ケアマネージャー)・栄養士・社会福祉士・介護福祉士・事務職ほか、とても多岐にわたりました。

 

 言語聴覚士(ST)の訪問リハビリ一時休止 

まごころでは、昨年4月より言語聴覚士を仲間に迎え、嚥下訓練をはじめとした言語療法を自宅で行なえるようになりました。

2019年4月時点で1名体制としてやってまいりましたが、6月17日より訪問を一時休止させていただいております。スタッフの家庭の事情ということで、実際にリハビリを受けていらっしゃる利用者さま、担当ケアマネージャーさまには直接ご案内させていただいております。現在のところ、8月の再開に向けて調整中でございます。新規のご依頼に関しましても8月以降のサービス提供開始ということで承っております。

ご迷惑をおかけいたしておりますが、何卒、ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。

 

 第1回日本在宅医療連合学会大会 

7月14日(日)、15日(月)の2日間、第1回日本在宅医療連合学会大会が東京・新宿の京王プラザホテルにて開催されます。大会テーマは、『ひとつになる』 医療 福祉 介護 行政との協働 連携から統合へ まちづくりに向けて です。

◆学会ホームページURL◆

http://zaitaku2019.umin.jp/index.html

 

まごころからも『千葉県四街道市はじめての在宅言語聴覚士介入について~法人内・地域のケアの質の向上のために~』と題して、ポスター発表があります。

今回から、これまでの「日本在宅医学会」と「日本在宅医療学会」が合併し、1つの学会となり開催されます。いわゆる医療系の学会は、医師が中心となり、臨床的な内容が中心という印象をお持ちの方も多いと思いますが、テーマを見ても明らかなとおり、本大会は多職種を対象とされています。まごころの取り組みを発表できる場であり、他の法人・事業所等の取り組みを知る場として、私たちもとても楽しみにしております。

 

どのトピックにも共通しているのは、今さらかもしれませんが、この在宅医療・介護の分野においては『多職種の仲間が必要である』ということ、そして、『1職種あたり複数名の仲間が必要である』ということです。

 

連休中には、スタッフが交替で勤務することで、できる限り普段と同等の訪問サービスの提供ができました。それは、まごころ7年目にして、約30名の仲間が集まったからこそできたことではないかと思います。STの休止については、大変ご迷惑をおかけしておりますが、1職種1人体制では、何かあった際にはこのように休止せざるを得ません。今、まごころの課題は、STのみならず、この四街道地域で在宅医療に共に取り組む仲間を増やすことだと考えています。もし、他地域で在宅医療に従事している、あるいは四街道地域で在宅医療以外の分野に従事している、というような方がいらっしゃいましたら、お力をお貸しください。まごころのこれまでの取り組みは、本ホームページ、まごころブログ、Facebookページをご覧いただけますと、お分かりいただけることと思います。見学も随時お受けしていますので、就職するしないは問わず、まずはご連絡いただけたらと思います。

◆Facebookページ◆

https://www.facebook.com/magokoro.zaitaku/

◆まごころの現在の求人情報◆

https://www.magokoro-zaitaku.jp/recruitment/list/

 

千葉在宅を考える会では、まさに千葉の多職種が一堂に会し、病院と在宅を繋ぐことに真剣に議論し、入退院支援への共通認識を深めました。今月の在宅医療連合学会では、地域の枠を越えた全国の在宅分野・多職種の皆さまの取り組みに直接触れることができ、四街道地域に持ち帰ることができるのではないか、と期待されます。

 

上述のとおり、まごころの仲間も熱望しておりますが、それと同じくらい全国の、そして千葉地域の在宅分野の仲間が増え、そして繋がる機会が増えることで、最適解を地域の皆さまに提供していけたらと思います。

 

四街道まごころクリニック

まごころ訪問看護ステーション

事務長 大西 肇


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