こんにちは、事務長の大西です。
前月の院長のブログにて台風15号の被害や対策について触れさせていただきましたが、10月には台風19号、そして台風21号と今年は千葉にとって本当に大きな災害をもたらす秋となりました。悲しい思いをされた方、今もなおご不便を強いられている方には、心よりお見舞い申し上げます。
さて、今月のブログは、ここ最近のまごころのできごとについて、いくつかご紹介いたします。
◎クリニックの診療実績
昨年もブログでお伝えしましたが、毎年7月に1年間の診療実績を国に報告することとなっており、今年は少し遅くなってしまいましたが、ご紹介します。
※平成30年7月1日~令和元年6月30日に在宅療養を担当した患者について
合計診療患者数:395人(前年比+21人)
死亡患者数:101人(前年比+9人)
うち、医療機関以外(自宅・入所施設等)での死亡者数:59人(前年比±0人)
うち、医療機関(病院等)での死亡者数:42人(前年比+9人)
訪問診療回数:4,385回(前年比+717回)
往診回数:689回(前年比+102回)
患者数は変わっておりませんが、訪問診療や往診の回数が増加しました。数字だけでは一概に言えませんが、それだけ頻回に訪問を必要とする患者さまが増えているのかもしれません。また、ご自宅でお看取りをされた方の数は昨年同様ですが、医療機関で最期を迎えられた方の数が増えています。本当の最期の瞬間は病院かもしれませんが、1度はご自宅に戻られて、慣れ親しんだ家と家族と共に在宅療養されたいというご希望にもお応えしてまいりますのでご相談ください。
◎管理栄養士の入職
10月より管理栄養士の仲間がまごころに加わりました。何度かホームページやまごころLETTERなどでもご紹介させていただいておりますが、まごころでは、栄養摂食嚥下チーム『もぐまご』が今年度から本格稼働しています。これまでは医師・看護師・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士というメンバーで活動してまいりましたが、そこに管理栄養士という栄養のスペシャリストが加わることで、より多角的に患者さまの栄養摂食嚥下のサポートが実現できるのではないか、と考えております。当面は毎週金曜日の限られた時間(非常勤)となりますが、担当されている利用者さまで、栄養面にご不安や改善の余地がある方がいらっしゃいましたら、まずはご相談ください。
◎第6回千葉在宅を考える会の開催
10月10日(木)、中央区のフクダ電子ビル会議室にて、第6回千葉在宅を考える会を開催いたしました。
今回は、『多職種連携による意思決定支援』と題しまして、基調講演にふたば訪問クリニック院長の山﨑 恵一先生、パネルディスカッションに座長として当院梅野、パネリストとして黒砂台診療所院長の沖田 伸也先生、みやのぎ訪問看護ステーション所長の庄司 美佐子さま、ツクイ小仲台介護支援専門員の佐藤 慶子さま、メロディ介護サービス所長の山本 亜子さまにご登壇いただき、本会143名、懇親会47名の参加を賜り、盛大に開催することができました。内容の要旨については、当院院長の梅野がFacebookにてまとめておりますので、ぜひご覧いただけたらと思います。
〔基調講演〕
https://www.facebook.com/groups/chiba.zaitaku/permalink/2659846104055005/
〔パネルディスカッション〕
https://www.facebook.com/groups/chiba.zaitaku/permalink/2664598720246410/
◎第10回全国在宅医療テスト
医療法人ゆうの森さんが毎年実施してくださっている『全国在宅医療テスト』に、今年も全員でチャレンジしました!昨年から全員受験、ということでトライしておりますので、スタッフそれぞれが1年間このテストを意識しながら、日々の業務にも取り組んでまいりました。
さまざまなできごとが日々あるため、取り留めのないお話になってしまいましたが、見返してみると、昨年の10月もさまざまなできごとがあり、その様子を11月のブログでご紹介していました。
ところで、実は本日2019年11月1日は、四街道まごころクリニックの7回目の開院日です。本日より8年目のクリニックが幕を開けました!これまで以上に気を引き締めて、地域にお住まいの皆さまが安心して在宅療養いただけるよう努めてまいりますので、引き続き、連携いただいている各医療機関・事業所の皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。
秋はいろいろな楽しみもあり、ついつい夜更かししがちですが、朝晩はだいぶ冷え込んでまいりましたので、くれぐれもご自愛ください。
四街道まごころクリニック
まごころ訪問看護ステーション
事務長 大西 肇