あけましておめでとうございます。
いよいよ今夏は東京オリンピック・パラリンピックが開催されますね!
盛り上がること間違いなしの2020年。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回のまごころブログは、訪問看護師の尾添が担当いたします。
さて、さっそくですが、私が訪問看護師の道を歩み続ける理由が2つあります。
- 利用者さまの“その人らしく生き抜く”ための力添えをしたい。
- 訪問看護は、“看護師の可能性”を感じられる!
私が思い切って訪問看護のフィールドに飛び込んだのは7年前のこと。
初日同行してくれた同年代の看護師さんの最初のこの一言が忘れられません。
「こっちの世界(在宅)に来たら、抜けられませんよ!」
ワクワクしながら就職して最初に言われたこの言葉は衝撃的でした。
また、ある先輩の看護師さんは、どの訪問でも光る汗をにじませて丁寧なケアをしていました。
「この仕事が好きです。」
そのまっすぐな眼差しが忘れられません。
こんなに自分の仕事に誇りをもってキラキラしている看護師さんを初めて見た!私もこうなりたい!と思ったことを鮮明に覚えています。
昨年、東京医療保健大学副学長 坂本 すが先生の講演を拝聴したときに、「看護師のダイバーシティーを創り上げていこう」という言葉に感動し、「訪問看護師の仕事には可能性がある、諦めないで。」と背中を押してもらい、今の自分の支えになっています。
訪問看護は、年齢層・疾患・医療ケア・家庭環境が多種多様であり、地域連携・制度・サービス・費用・お宅ごとのルール等を覚えて活用していきます。(余談ですが、地図を読む力・駐車テクニックも必要です<泣>)
私自身、42歳、中高生3人の年子(としご)の子どもがいるので、家庭でも体・頭はフル回転状態、新しいことを覚えるのは正直大変ですが、利用者さまの常に変化していく状態・状況に、しがみついていくしかありません。
それができるのは、日々、利用者さま、そのご家族さまの温かさに思いっきり触れることができ、一緒に働く仲間に支えられているからです。
これは私が好きなポスターです。
これを見ると、自宅療養を選んだ方には、ぜひこう実感してほしい、と熱い気持ちが湧いてきます。
私たちにできる看護は何だろうか。生活に触れながら、話をお伺いしながら、悩み考えます。
自宅看取りには悲しみもありますが、納得いく最期を共にできる場面に多く立ち会えることには勇気をもらえます。
自分らしく生き抜くための力添えが訪問看護にはできる・・・これからも寄り添いの看護を追求していきたいと思います。
最後に、この本は看護に迷ったら開く『看護覚え書』。これを学生の時から何度も読み返しています。
どこから読んでも一つ一つの意味が心に沁みます。初心に戻れる1冊としてお薦めです。
“まごころ”では、医師・看護師・リハビリセラピスト・栄養士・事務職員で地域の皆様が在宅療養するための体制を整えています。
安心を届けるチームの一員としてこれからも細く長く訪問看護をしていきたいと思います。
まごころ訪問看護ステーション
4年目 尾添 美幸(訪問看護師)
尾添 (木曜日, 16 1月 2020 07:53)
ナミキ様へ
コメントありがとうございます。
お母様、
今まで守られてきた御自宅で大好きお庭を見て過ごせていて何よりです。
私まで嬉しくなります。
私たちは、ナミキ様のような言葉に支えられて毎日仕事に励むことができます。本当にありがとうございます。
ナミキ (水曜日, 15 1月 2020 20:36)
私の母も訪問看護師に御世話になっております。自宅の庭を見ることが好きな母、みなさまのお力が無ければ、私も母もきっと今の生活は出来ないだろうなと感謝ばかりです。
訪問看護に関わる皆様の献身に心から感謝して、私も自分の仕事を通じて恩返しをしていきたいと思います。いつもありがとうございます。