関東地方も梅雨入りとなりました。気温と湿度が上昇し、それと共に不快指数も上昇してきています。そんな中、新型コロナウイルス対策の外出自粛や感染予防などで、皆さまもだいぶお疲れモードでしょうか。それともテレワークや時差通勤などをされている方は、ご自宅で子供や家族と過ごし、料理などをして有意義な時間を過ごすことができていますでしょうか?
私にとっては、日々あくせく働いていた以前の自分はどこに行ってしまったのか、またすぐに以前のような忙しく余裕のない毎日に戻ってしまうのか、と思いつつも、この緊急事態宣言下の期間は、少し頭を切り替えて、一部、業務の無駄を見直す時間になりました。
これが真の働き方改革だったのでは、なんて思うことも・・・。
今回はそんな同行看護師の湊が、いつもとは違う、あまり医療の現場に関係のないテーマで、コロナコロナでいっぱいの皆さまの頭をオレンジ色一色に変えてみせましょう♪
当院のスタッフの中に、毎週月曜に袋いっぱいの新鮮なにんじんを持ってきてくれる方がいます。農家のお嫁さんで、週末はご主人の実家のお手伝いをされているそうです。
新鮮なにんじんは臭みもなく、そのままでも十分甘みがあり、お昼に皮のままガリガリと丸かじりしておやつにできる逸品です★
そしてにんじんは農作物生産量全国2位!千葉県が誇る農作物です。
日々スーパーなどで見かけることの多い『にんじん』の驚くべきパワーを調べてみました。
にんじんに含まれる成分にはそれぞれ重要な働きがあります。
① 色素・カロテノイド(天然色素)
=βカロテン・ルテイン・リコピン(金時人参)・アントシアニン(紫人参)など
主な効能:抗酸化作用・アンチエイジングなど
ルテインは「天然のサングラス」と称されており、スマホやパソコンから発せられるブルーライトを吸収して目を守る働きがあります。
βカロテンは目の粘膜を保持し、目の粘膜を保持。眼精疲労やドライアイ、眼病予防にも効果があります。
② ビタミン
=ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEなど
主な効能:免疫力強化・皮膚や粘膜を丈夫に保ち、風邪やインフルエンザにかかりにくくなる
がん予防・視力維持・アンチエイジングなどの体を丈夫に保つための働きがあります。
③ ミネラル
=カリウム
主な効能:血中ナトリウム濃度を保ち、体内の水分バランスを整える
心臓の負荷を抑えて血液循環をサポートします。高血圧・高脂血症予防にもなります。
④ 芳香成分
=クマリン(ポリフェノール)
主な効能:抗凝血作用(血を固まりにくくする)、血液の粘度を低下させスムーズな血流を促すことで、血液循環を良くしてリンパの循環を整える
血栓や心筋梗塞・脳梗塞の予防に役立つ可能性も・・・
⑤ 食物繊維
=ペクチンなど
主な効能:ペクチンなどの水溶性食物繊維が腸内で善玉菌(ビフィズス菌)の餌となり、善玉菌の増殖・活性化を促す
便秘解消・下痢改善に効果があります。
にんじんは抗酸化作用を持つβカロテンが豊富で、そのほかにもカロテノイド系色素やポリフェノールの一種クマリンなどの抗酸化物質を含んでいます。
際だってはいませんが、ビタミンC・Eも含み、さまざまな抗酸化物質を補給できる食材と言えます。内側からのアンチエイジングをサポートしてくれる食材として注目されており、肌細胞の酸化によって引き起こされる「しわ」や「たるみ」などの肌老化を予防する働きも期待されます。抗酸化作用は紫外線によって発生した活性酸素を抑制・除去することにもつながるため、美白効果を期待できます。
ルテインは目だけでなく肌を紫外線などの有害光から保護する作用が期待され、βカロテンは体内でビタミンAに変化し手皮膚や粘膜を健やかに保ち、新陳代謝を高める働きがあります。それが肌のバリア機能向上や乾燥肌予防にもつながります。クマリンの血行促進作用と合わせて、肌のくすみ改善・ターンオーバーを正常化する手助けをしてくれます。
にんじんは普段の食事に気軽に使用でき、年中簡単に手に入る食材ですので、肌の乾燥や風邪が気になる季節でもおすすめの女性に優しいスーパー食材と言えるでしょう。
皆さま、にんじんを積極的に食事に取り入れて、免疫力を上げて新型コロナウイルスを吹き飛ばしていきましょう!
同行看護師主任 湊
湊 (火曜日, 16 6月 2020 21:46)
岡田さんコメントありがとうございます❗
糠漬け美味しそうですね(*´∀`)ノ
岡田優香 (月曜日, 15 6月 2020 18:38)
千葉のにんじん美味しいですよね。毎日、糠漬けしてます。