『食べることは生きること』
どなたが最初に言った言葉かはわかりませんが、最近の在宅医療の界隈では、この言葉がよく聞かれます。
食べ物の思い出が、そのまま人生の思い出になっていることって、あったりしませんか?
- ○○の頃に行った△△で食べた××が美味しかったよね、とか。
- 我が家は秋になるときまって××を食べるのが定番だったよね、とか。
- ○○さんとはよく××を食べに行ったよね、とか。
歳を重ねると特に、思い出が食べ物と共に蘇ってきたりするものだと感じます。
ちょっと論点はズレますが、私は医療者になる前、学生の頃に飲食店でアルバイトをしていたのですが、そのときに、ある社員さんが、アルバイトスタッフである私に、
「例えば...レジで金を抜くヤツとか、悪いことをするヤツっていうのは、たいてい腹を空かせているヤツなんだ。だからうちではしっかり賄いを食わせるから。お前も腹が減ってたら先に言えよ、いつでも食わせるからな。」
と言ってくれたのを、今でも記憶しています。
そして実際に、いつも賄いをごちそうになっていました。
これも食べることは生きること。
人が犯罪を犯すか否か、人生で大きな過ちを犯すかどうかに、『食べる』が大きく関係していたりもします。
ちょっと脱線しましたが、そんな思い出からも、私自身、在宅医療における食支援、どうしたら「食べる」を応援できるかに興味・関心があります。そして、
まごころには・・・
管理栄養士がいます!
言語聴覚士がいます!!
その職種を含む医師や看護師・リハビリ・事務スタッフで結成された
『もぐまご』チームがあります!!!
ぜひ、「食べる」ことに困っている方、気軽にご相談ください。まごころ内の多職種ができる限りのお力になりたいと思います。
さて、まごころで毎月開催しているまごころ在宅連携会、9月の第49回は、その管理栄養士と言語聴覚士の2人が講師を務めます。テーマは・・・
~あなたの町の管理栄養士~
『食事の相談できていますか?』
-身近な食の悩みの相談先-
と題して、前半は、管理栄養士の伊藤 里衣子より『訪問栄養指導とは?訪問栄養指導でできる事・依頼方法について』、後半は、言語聴覚士の宮阪 美穂より『言語聴覚士×管理栄養士 ~現場での連携・摂食嚥下障害ケース~』といったお話をさせていただく予定です。
ぜひ、地域の介護・医療サービス提供をしている事業所の皆さまと一緒に、良き学びの時間を共有できたらと思います。
詳しい内容と、お申し込みはコチラのページをご覧ください。
また7月1日より、本ホームページ内に、新ページ「まごころの栄養・食事指導」を公開しました。
こちらもぜひご覧いただき、その上でまごころ在宅連携会へもお申込み・ご参加をお待ちしております!
事務長 大西 肇