こんにちは。
今回のブログはリハビリの内山(理学療法士)が担当いたします。
今年5月にまごころに入職し、あっという間に半年が経ってしまいました。
以前は松戸や船橋で訪問リハビリのお仕事をしていましたが、在宅でのリハビリはとても奥深く、まだまだ勉強しなければと思うことが沢山です。
まだお会いしていない方も多いですが、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、そんな訪問リハビリですが、仕事中私が気を付けていることがあります。
それは...手を温かくしておくこと。
リハビリでは「リラクゼーション」といって、ご利用者様の運動前の準備体操として、硬くなっている筋肉をほぐして動きやすいようにするための治療があります。そんな時に私が冷たい手で触っては、ご利用者様は「リラックス」することはできません。そのため自分の手を温めておく必要があるのですが、病院や施設と違い訪問リハビリでは車で外を移動するため、冬はすぐに身体全体が冷えてしまいます。
手袋などの防寒着をつける、車の暖房をフル稼働する、暖かい飲み物を飲むなど色々試してみましたが、効果はいま一つでした(昔からの冷え性のためと思います)。
訪問時「冷たい手ですみません」と私がご利用者さまに謝ると、「手が冷たいひとは心が温かいっていうからね(笑)」など、逆にフォローしていただいたこともありました。
そこで今年はさらなる対策として、「車での10秒体操」を始めてみました。
やり方はとても簡単で、両肩を後ろ回しに10回大きく回すだけです。
肩甲骨(背中の上の方にある逆三角形の骨です)の周りには大きな筋肉が沢山あり、ここが硬くなると血行が悪くなってしまいます。肩を回し、肩甲骨周囲の筋肉をほぐすことで、上半身全体の血行促進が期待できます。
場所は取らず、しかも素早くできるので、訪問の合間に車の中で座りながら行うことができました。
上体を車のシートから起こし、お尻を奥に座り直します。
朝出発前の1回目 肩を回すときにゴリゴリ音がしてこわばった感じ。
訪問合間の2回目 先ほどよりは楽に回すことができます。
お昼休憩中の3回目 少し肩が軽くなり、深呼吸がし易くなりました。
これを毎日少しずつ繰り返すことで身体の芯から温まり、外気で身体が冷えてしまっても
また温まりやすくなるはず…。
この方法で今年の冬は手も心も温かいひとを目指したいと思います。
今年の冬は寒さが厳しくなるそうです。
皆様もどうか風邪を引かないよう暖かくしてお過ごしください。
リハビリテーション部門 内山 優子
コメントをお書きください