こんにちは、院長の梅野です。
3月は寒暖差が繰り返され、体調管理に難渋していましたが、ようやく春の陽気に落ち着きそうな気配を感じますね。
いよいよ4月1日、令和4年度(2022年度)がスタートしました。
今年も恒例となりました『法人アンケート』 (①利用者さま、②病院・居宅介護支援事業所のご担当者さま<以下、「連携事業所」と表現します>)を2月に実施しました。コロナ禍でGoogleフォームを活用して(利用者さまは紙面との選択、連携事業所は全例)以来2回目の実施となりましたが、令和2年度、令和3年度の2回と比較して、全体的にどの項目も "とても良い"、"とても満足" の回答比率が増えており、概ね高評価をいただいたと感じています。
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。集計結果は追ってHPに公開致します。
皆さまのご回答と共に気になったのは、コロナ以前のアンケートからの回答数の変化です。
利用者さまからの回答数は概ね横ばいであるのに対して、連携事業所からの回答数はこの2年間、それ以前より減少しています。
連携事業所は全てGoogle フォームでの回答にしたことはある意味チャレンジでもありました。
コロナ禍は辛いことや縛りなどネガティブな側面は多くありましたが、その中でチャットツールやZoomなどICTでの情報共有が加速したことは光明であり、オンライン連携会での応募もGoogleフォームが一般的になりました。
しかし、もしかしたら直接対面の機会が疎かになり、アンケートを回答して頂く関係性に至らなかった、とも言えるかもしれません。
あらためて、医療従事者として必要な感染対策を継続しつつも、ICTツールだけでない "リアルな"、"何気ない" 対面のコミュニケーションの機会を意識して生み出す必要があると感じました。
そのようなことも踏まえ、3月23日(水)、24日(木)に医療法人社団まごころの令和4年度事業計画発表会を行いました。
訪問診療、訪問看護が24時間体制であるため、切れ目のない体制を持続するために半数が参加、残り半数が業務対応とし、入れ替わりで2日に分けて開催しました。
一部の利用者さま・連携事業所の皆さまにはご迷惑をお掛けしたこともあったかもしれません。
この場をお借りしまして、ご協力に厚く御礼申し上げます。
今年も、前半は理事長や診療・訪問看護・リハビリ・事務部門の主任らより、新年度1年間の目標や方向性を発表し、後半は毎年恒例のグループワークでした。
医療法人社団まごころには部門横断的なチームである「もぐまご」、「まちまご」、「まごころ園芸まちづくりTeam」があります。これらチームにも発表してもらいました。
「まちまご」
地域に根付いた医療機関を目指し、地域活動を通して「まごころ」をより知ってもらうための対外活動を行う。
- 地域の体操教室
- オレンジクラブへの参加
- まごころ主催の地域の集いの場「ぐりーんカフェ」(コロナ禍で中止中。復活開催模索)
- 地域の皆様のニーズとリソースを繋ぐ、根強い人気を博したスマホ講座を含む「まちまごマッチング」
- 地域のお祭りなどへの参加
- 花壇の水やりや周囲のごみ拾い
など多彩な活動を野望として挙げてくれました。
「もぐまご」
"もぐもぐ" × "まごころ" 地域の栄養・摂食を支えるチーム。
まごころで関わる方々を部門横断的に、MNA(簡易栄養状態評価表)や下腿周囲径などをもとに、経時的にフォローアップするチーム。
普段の診療等では中々手が回らないケースにも、ガッチリ栄養面からアプローチしてアドバイスに繋がっています。
「まごころ園芸まちづくりTeam」
事業所周囲を花壇にし花でいっぱいに。作業はボランティアさんを中心に大募集、一部スタッフで構成。
地域の方々と挨拶を交わし、共通言語になればと思っています。
今年の当法人のテーマは「地域づくり~その①~」です。
自分達の利益のための地域での "競争" ではなく、地域との "共生" を主たる行動目的として活動していくことが大切だと思います。その上で、これら3つのチームは部門横断的に、多様性に富み、創造性豊かに活動してくれるのではないかと思っています。
そして、今年11月には四街道まごころクリニックを開設して10周年を迎えます。
「感謝」をテーマに、コロナ禍でもできる『記念イベント』『記念品』等をプロジェクトチームを中心に考えていきたいと思います。
新年度もどうぞよろしくお願い致します。
医療法人社団まごころ
四街道まごころクリニック
理事長/院長 梅野 福太郎