第4回日本在宅医療連合学会へ行ってきたお話


こんにちは、事務長の大西です。

さて、新型コロナウイルス感染症の第7波が目下のところ猛威を振るっております。

過去最多の1日の新規感染者数も更新し、影響は医療従事者にも波及しています。

当法人の四街道まごころクリニックにも連日、「発熱外来」「PCR検査希望」のお問い合わせのお電話をちょうだいしておりますが、当院は「在宅医療専門診療所」として届け出ており、一般の外来診療は平時より実施しておりません。大変恐れ入りますが、既にかかりつけ医としてご利用いただいている在宅患者さまのみ、発熱等の対応をさせていただいておりますので、ご了承の程、お願い申し上げます。(千葉県へもそのように通知し『発熱外来指定医療機関リスト』にはその旨の記載をしております。)

 

さて、このブログの中でもたびたび登場しておりますが、一般社団法人 日本在宅医療連合学会の『第4回日本在宅医療連合学会大会』が7月23日(土)、24日(日)に神戸およびオンラインにて開催されました。

毎年恒例の本学会ですが、あらためてご説明しますと・・・「学会」と聞くと医師のみ、あるいはそれぞれ主催している職域の専門職のみの研究発表の場、というような印象を持つ方も多いかと思いますが、この在宅医療連合学会は『在宅医療・介護』というキーワードにあてはまるさまざまな職種が参加しているめずらしい学会です。

 

今回、当法人からは、一般公演2名、ポスター発表2名、シンポジウム座長の計5名が現地参加いたしました。

感染拡大の折、N95マスクを移動時、会場を含め常時着用し、感染対策には万全を期して臨みました。

 

それぞれの演題は以下のとおりです。

*一般口演15 在宅医療の事務職の役割、運営・経営1 として、

 『<まごころ在宅連携会>の5年間の軌跡と今後の展望について』

*一般口演27 訪問栄養士の活躍 として、

 『在宅訪問管理栄養士が在籍したことによる多職種の意識の変化~かかりつけ栄養士を目指して~』

*デジタルポスターディスカッション1 在宅の質評価、運営、連携、まちづくり、コロナ禍 として、

 『地域活動チーム「まちまご」設立とその活動について』

*デジタルポスターディスカッション2 在宅医療におけるACP、緩和、看取り として、

 『言語聴覚士の職域から考える、患者への話題提供について~エンド・オブ・ライフケアをALS患者と共に考える関わりを通して~』

*シンポジウム4 『診療報酬改定から在宅医療の未来を考える2』

 

学会大会全体を通して、約2,900名の参加登録と1,300名の現地参加があったと大会事務局より伺いました。

現地開催があったのが、第1回以来3年ぶりということもあって、現地では久々の再会もあったり、コロナ禍においての情報交換もでき、大変有意義な機会となりました。

繰り返しとなりますが、学会運営事務局・各参加者共に万全なる感染対策を施しての開催でしたので、懇親会・会食のような感染リスクの高い行動は厳に慎み、各セッションの発表、聴講に集中できました。

 

来年は6月に新潟にて第5回日本在宅医療連合学会大会の開催が予定されています。

リンクのとおり、もう既にホームページのTOPページも公開されていますので、日程等のチェックを随時してみてください。そして、ぜひ四街道・千葉地域の多職種の皆さん、全国の在宅医療・介護にまつわる発表を一緒に聞いてみませんか?

事務長 大西 肇

 


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