いよいよ秋本番!
秋と言えば「読書の秋」、「スポーツの秋」、「芸術の秋」、など様々ありますが、今回は秋と言えば『食欲の秋』の私、管理栄養士 伊藤が担当させていただきます。
秋が旬である食材は、魚では「秋刀魚、鮭、鰹」、野菜では「きのこ類、さつま芋、里芋、ごぼう」、果物では「柿、栗」など美味しいものが沢山あります。美味しいものを美味しく食べるために大切なものの一つにお口の環境があります。皆さんは、自分のお口に自信はありますか?
実は私自身、春先に虫歯が見つかりました。食後の歯磨き、甘い飲み物は控えるなど注意しており、口の環境は自信満々!また、口を酸っぱくするほど、子供達には「虫歯になったら大変」と言っていた手前とてもショックでした。幸い、定期健診で早期に見つかったため、痛みはなく少し削る程度で済みましたが、やはり過信してはいけないと反省した出来事でした。ぜひお口の環境に自信がある方も、定期検診を受けましょう!
“8020運動” を聞いたことありますか?
平成元年に当時の厚生省と日本歯科医師会が提唱して開始されました。当初、80歳で20本以上自分の歯を保っている人の割合は7%程度(歯の本数は平均4〜5本)にとどまっていました。その後、2017年の歯科疾患実態調査では、達成者が51.2%と国の目標がクリアされました。これは大変喜ばしいことですが、その反面、現在80歳以上の方が残った20本の歯を、しっかり歯を磨き、お口の環境を保つ必要が出てきています。しかし、在宅療養されるようになり、今までの歯医者に通えなくなり、そのままになっているというお話をよく聞きます。また、歯がない方では「義歯が合わないので外して食べているから大丈夫」とおっしゃる方も多いですが、軟らかい食事にするためには、ご飯をお粥にするなど水分を増やして調理することが多いです。その為、量が増え、食べている割に栄養が摂れないということにつながります。
通院困難な方の場合は、自宅や施設に歯科医師、歯科衛生士が訪問し、歯科診療や専門的口腔ケアを行う制度がありますので、一度見ていただくのはいかがでしょうか?
千葉県歯科医師会のホームページに訪問歯科診療対応歯科医院一覧が掲載されています。また、ケアマネジャーにご相談いただくのもおすすめです。
ぜひ、綺麗なお口で美味しくご飯を食べ、食欲の秋を満喫しましょう!!
管理栄養士 伊藤