こんにちは!事務長の大西です。
今日から11月ですね。
実は・・・
四街道まごころクリニックは開院して10周年を迎えることとなりました!!
これもひとえに、関わってくださっている皆さまと、手前味噌ではございますが、縁あって一緒に働いているスタッフのみんなのお陰です。厚く御礼申し上げます。
今日からの1年は『まごころ10周年Year』として、小出しにはなると思いますが、さまざまな企画を考えておりますので、今後にどうぞご期待ください。
さて、話題はガラッと変わりますが、時代は令和。
テレビ・ラジオ・雑誌・書籍・インターネット記事・各種広告などなど、さまざまなメディアで、【DX】というワードを目にします。すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、DXとは、デジタルトランスフォーメーションを意味する略語で、日本語にするとデジタル変革、デジタル化によって業務の改善や新たなビジネスを生み出そう、ひいてはそれにより組織におけるこれまでの古い仕組みや文化・風土を変えていこう、というようなものです。デジタルも英語ではありますが、古くは地デジとか、最近だとデジタル庁といった既におなじみの言葉で、みなさんのイメージされているとおりパソコンとかアプリとかで動くようなもののことです。
医療分野でも【医療DX】などと呼ばれ、患者さま・利用者さまに見えるところ見えないところで少しずつですが動きがあります。
中でも最近の報道でご存じの方もいると思いますが、『オンライン資格確認』や『電子処方箋』といったものが代表例です。
オンライン資格確認とは、端的に言うと、マイナンバーカードがこれまでの保険証に取って代わり、顔認証やカードリーダーにマイナンバーカードを通すことで、本人確認ができ、健康保険の種類や番号、有効期限といったこれまで目視で確認していたものが自動的に医療機関や薬局のパソコンに取り込めるようになるため、確認作業の軽減や誤りの防止に繋がります。さらにはその方の受診歴などもわかるようになります。
電子処方箋はその延長で、同じシステムを使い、診察時に医師が処方する薬をデータ登録することで、発行される引換番号により調剤薬局で引き換えることが可能となります。これにより、データが蓄積されていくと、その方の同意のもと、薬剤情報の履歴を医療機関や調剤薬局で閲覧できるようになり、複数の医療機関からの重複投与やこれまでにどんな薬の処方を受けたかを把握できるようになります。
いずれも医療機関に据え置きのパソコン端末での操作が必要なため、在宅医療を専門としている当院では、訪問先での顔認証やマイナンバーのカードリーダーでの本人確認が当面の間はできませんが、これまでの保険証でも一部の機能は使用が可能となるため、現在準備を進めております。
正式に導入が開始される際にはまた皆さまにご案内させていただきたいと思います。
最後に正直な感想として・・・医療機関には必ずしも『DX』に精通したスタッフがいるわけではなく、もちろん時代の流れとしてやるべきことはやっていく必要があるものの、かなり専門的な理解や機械そのものの設定など、「医療」とはまた違った分野で新たに学び、並行して導入も進めていかなければなりません。
したがいまして、当初は、皆さまにもご協力を賜ること、移行期にご迷惑をおかけすることもあろうかと思いますが、どうかご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
私たちも、結果として、地域の皆さまのお役に立ち、便利に受診いただけるよう最善を尽くしてまいりたいと思っています。
事務長 大西 肇