いよいよ本格的な夏の到来を感じるこの頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回のまごころブログは事務部門の西室が担当させていただきます。
当院の院長は、毎年職員の誕生日にその人ごとに厳選した本をプレゼントしてくれます。
その影響もあり、私もここ数年本を読むことがさらに好きになり、色々な本を手に取るようになりました。
その中で今回は、私の大好きな著名人、アン ミカさんの著書『アン ミカ流 ポジティブ脳の作り方 365日毎日幸せに過ごすために』をご紹介したいと思います。
アン ミカさんといえば、モデルやタレント業と幅広く活躍されていて、ルックスの美しさはもちろん、いつも笑顔を絶やさず、ポジティブな考え方や発言で周囲の人を幸せな気持ちにさせてくれる、そんな魅力的な人かと思います。
私自身がネガティブ思考になりがちなので、テレビでアン ミカさんを見かけるたびにポジティブなその人柄にどんどん魅かれていくようになり、どうやったらアン ミカさんのようなポジティブ脳を作れるのか?と興味が湧き、この本を手に取りました。
華やかな印象のアン ミカさんですが、子供の頃は7人家族で4畳半ひと間に住む生活を送っていて、容姿にもコンプレックスを持っており、暗い印象の子供だったといいます。
アンミカさんが『今、幸せです』と心から言えるのは、幸せと感じるレッスンを重ね、ポジティブ脳を育んできたからだそうです。
そのレッスンとは・・・ちょっと目線を変えて物事を見る、ちょっと考え方を変えてみる、ちょっと気持ちが明るくなる習慣を日々の生活に取り入れてみる、ちょっと思いを巡らせる、ちょっと心に留めておく・・・。そんな「ちょっと」を積み重ねることだそうです。
この著書ではポジティブ脳を作る77のキーワードが書かれています。
その中でも特に個人的に印象的だったのは、
「自分を知ること」が幸せの入り口である
ということです。
それは長所や短所はもちろん「自分のパターン」を理解するということでもある。
どんなときに快・不快を感じるのか、人間関係のさまざまなシーンで自分が抱く感情と、それに伴う行動はどうなのか、怒りや落ち込みの琴線はどこにあるのか、このようなことを知っておくこと。
いろいろな角度から自分を客観的に見つめ、「心グセ」や陥りがちなパターンなど、自分の欠点を含めて自分を知ることで、幸せになるために改善すべき点も見えてきて、心の持っていき方なども見直すことができる。
自分のことを一番知っているのが自分であれば、自信も出てきて、その分自分を愛することができるようになる。
自分を愛せると、運はどんどん開けてくるもの。
とのことです。
ネガティブな側面があってもよくて、そのパターンを理解することで、ポジティブな方向へと変換していくことが大切なのだと気づかされました。
私なんて・・・と自分を蔑むよりも、自分と向き合い、自信を持ち、自分を愛せる人の方が、心に余裕を持つことができ、周囲への心配りもでき、自然と幸せが集まってくるのでしょう。
まずは自分を愛せるように、自分のことを知り、心グセを理解しよう!と思いました。
素敵な本との出会いは、今までの人生観を180度変えてくれることがあります。
デジタルでも本が読める便利な時代ではありますが、私は定期的に本屋さんに立ち寄って、直接手に取る時間も大切にしています。
最近本を読んでいないな…という方がいましたら、ぜひふらっと本屋さんへ足を運び、お気に入りの一冊を見つけてみてくださいね。
事務 西室