あっという間に春が過ぎ、初夏を感じる頃となりました。
日々の訪問においても汗をかくことが多くなった今日この頃です。
5月のスタッフブログは訪問看護部門の鳥羽が担当します。
ちょうど1年前の5月の貴重な体験について書かせていただきます。
とある日曜日の朝、「手が痛ーい!!」と泣きながら起きた次男(当時4歳)
その前年の7月頃から左肘脱臼を繰り返していたので、嫌な予感がしました。
私が左肘の様子を見たくても触ろうとするだけで大絶叫しながら大泣きです。
医療機関を探しては電話してみるものの、この日は日曜日ということで受診できるところは全く見つからず、焦った私は当ステーションの所長に助けを求めました。
所長から「整骨院は⁈」と提案があり、心当たりのある整骨院を教えていただき、すぐに連絡してみました。
すると営業時間を過ぎているにもかかわらず、院長先生が「すぐに来てください!」と快く受けてくださいました。
整骨院に到着するとすぐに診てくださって、もの凄い勢いで泣き叫んでいる次男にも院長先生は優しく対応してくださいました。
丁寧な施術と詳しいアドバイスに、とても助かり安堵しました。
自宅に帰って様子を見ていると、午後になって整骨院の院長先生が「その後どうですか?」と連絡をくださり、状況を伝えると「何かあったらいつでも相談してください」と優しく仰ってくださいました。
この時の脱臼は寝返りによるものであったこと、肘が脱臼しやすい状態にあることと聞いて不安でいっぱいだった私は、このときの院長先生の「言葉・話し方・声のトーン」すべてにとても安心し救われました!
看護師と言えども、我が子の緊急事態時は焦ってしまうものですね・・・。
この時のことは今でも鮮明に私の記憶に残っています。
私たち訪問看護師も、看護の中で安心できるような声かけや対応を日々のケアにおいて心がけています。
今回、逆の立場、つまりサービスを受ける立場になった時に、安心できる声かけや対応が、相手(利用者さまやご家族、関連職種の皆さま)にとっていかに大切か、安堵する感覚とともに身に染みて実感しました。
まごころの理念、訪問看護部門の目標にも常に存在する【安心】。
この体験を忘れず『安心』をお届けする者として日々精進していこう!と強く思ったできごとでした。
訪問看護師 鳥羽