台風シーズン到来


こんにちは。事務長の大西です。

今日から9月ですね。

唐突ですが、9月と言うと台風が多い季節だな、という印象があります。

先週後半から週末にかけても、台風10号の進路を心配し、まごころでは訪問への影響を考えながら過ごしていました。

 

実際のところはどうなのかと思い、気象庁のホームページを覗いてみました。

もしご興味ある方は以下のリンクから全ページをご覧ください。

【気象庁ホームページ~台風について】

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/index.html

 

そのうちのいくつかの項目を抜粋して本日はお伝えします。

 

そもそも台風の定義ですが、熱帯低気圧(熱帯の海上で発生する低気圧)のうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17 m/s以上のものを「台風」とするそうです。

したがって台風の多くは、海面水温が高い熱帯の上昇気流が発生しやすい赤道付近の海上で発生しやすく、この気流によって次々と発生した積乱雲(入道雲)が多数まとまって渦を形成し、その後、渦の中心付近の気圧が下がり、さらに発達して熱帯低気圧となり、風速が17 m/sを超えると台風ができあがります。

 

冒頭に書いた9月を台風シーズンと感じる理由。月別の台風の発生数・接近数・上陸数を示すグラフがありました。

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-4.html
【引用】気象庁「月別の台風発生・接近・上陸数の平年値(1991~2020年の30年平均)」

こちらを見ると、発生数が多い順に8月、9月。接近数も最多は8月、次いで9月。日本に上陸した数は逆転して最多は9月、次いで8月となっており、持っていたイメージは数値としても表れていました。

上陸数で9月が8月を逆転する理由としては、8月は台風を流す上空の風がまだ弱いために台風は不安定な経路をとることが多く、9月以降になると風の影響で南海上から放物線を描くように日本付近を通るようになるからだということでした。

まさに台風10号は8月の台風の典型例と言っていいかもしれません。

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-4.html
【引用】気象庁「台風の月別の主な経路」

台風によって引き起こされる災害には、風害、水害、高潮害、波浪害等があり、単独で起こるほか、複数が同時に同じ場所で起こることもあります。

記憶に新しいのが、令和元年東日本台風と呼ばれる、令和元年10月の台風19号ではないでしょうか。

河川の氾濫、土砂崩れ、突風、道路の損壊などにより、人的被害、家屋被害などが平成以降の日本における台風被害で最悪の規模となりました。

 

あれから5年が経ちました。

今年元旦の能登地震を教訓とし、自然災害のうち地震への備えについては、だいぶ意識が高まりました。

同じく自然災害である台風においては、こちらは接近が予測できる分、数日前から用心することが可能です。

日頃から台風の際にも、避難先の確認、必要な備蓄、利用者さまの安否確認の段取り、等々、まごころでは、感染症防災対策委員会を中心に考えてもらっています。

 

今接近中の台風10号も、まだ油断はできませんし、今後9月~10月にかけては台風発生の可能性が十分にあります。

利用者さま、ご家族さま、あるいは連携事業所の皆さま、私たちと一緒に、ぜひ災害対策について考えてまいりましょう。

 

ちなみに、1つ告知です。

千葉界隈の在宅医療にまつわるセミナーとして、第21回千葉在宅を考える会の開催が10月25日(金)に決まりました。

テーマとして、災害時の在宅医療・介護に関係する内容を取り上げる予定ですので、もしご興味のある方はご予定を空けてお待ちいただけますと幸いです。千葉市内にて会場を設けるほか、オンラインでもLive配信予定です。

詳しい告知については、今後ホームページ・Facebook等をチェックいただけたらと思います。

 

それでは、9月も皆さんと一緒に頑張ってまいります。よろしくお願いします。

事務長 大西 肇 


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