節分が終わり、そろそろ春の到来を待ちわびる頃となりましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
今回のブログはリハビリ部門内山が担当させていただきます。
まだ寒い日が続く中、とにかく暖かく過ごすことを最重要課題とし、毎日懸命に重ね着をしていますが、あと1~2ヵ月ほどで春の衣替えシーズンがやってきます。
ふと、去年の春はどんな服を着ていただろうと回想してみると…。
全く思い出せません( ゚Д゚)
洋服を入れている引き出しを開けてみても、どういうわけか昔買った外出用の服が数着と部屋着しか見当たりませんでした。
以前リハビリでご利用者さまとお話ししていたとき、
「服なんて何年も買ってない。着ていく機会もないし、よそ行きの服はほとんど処分してしまったよ」
とご利用者さまが仰っていたことを思い出しました。
元々は旅行が大好きで国内旅行はもちろん、海外にも頻繁に行かれていた方でしたが、ご病気をされてからは外出することが少なくなり、コロナ禍での外出制限をきっかけに、ほとんどその機会が失われてしまったということでしょう。
そのとき私は、
「また出かけたくなることがあるかもしれませんよ。服はそのときに気持ち新たに買い直しましょう」
といったことをお話ししたかと思います。
そんなことがあったのをすっかり忘れ、私はコロナ禍の活動制限緩和後も自身の外出が減り・・・外出着が減り・・・していたのに全く気付かずにいたわけです。
あのときご利用者さまにお話しした言葉が、まさに今、自分に返ってきました。
新型コロナが5類となり、以前のように社会活動が制限されることはなくなりました。
とはいえ、コロナというものがなかった時代と同じかというとそれもまた違う。
たったの数年で世の中が劇的に変化している中、状況を鑑みつつ自分自身もその変化に適応しているのかを見直すきっかけとなる出来事でした。
最後に、私がかつて読んだ漫画にでてきたセリフから。
「着慣れた物が好きだし、安心感があるから新しい服はいらない」
と頑なに言い張る男性に対して、男性の妹の一言。
「新しい服は新しい意識を生むの」
「自分と世界を更新するのよ!」
まずは服を1枚新調し、それを着て春の旅行などしてみようかと考えています。
理学療法士 内山