次年度に向かって


 3月21日(金)、医療法人社団まごころとして2025年度事業計画発表会を実施しました。

 毎年この時期、次年度を見通して各部門(訪問診療、訪問看護、訪問リハ、事務・総務、居宅介護、栄養、MSW)、チーム(もぐまご、まちまご)から1年の振り返りと、新たな目標・行動基準について発表してもらっています。

 

 それぞれの部門より各種統計データを発表、分析しました。

 例えば訪問診療に関しては、1年間(2023年8月~2024年7月)の実績としては、自宅でのお看取りは117名でした。2025年1月現在で、千葉県にある在宅療養支援診療所/病院約500施設のうち13位となるそうです。(出典:おうちde医療;https://zaita9iryou.com/23690/

 自宅看取り数が多いから良いと言うわけでもないでしょうが、人生の最終段階で本人や家族、関係者との共同意思決定の中で、ギリギリまで自宅で過ごすか否かを相談していく過程で、地域の多くの方々の意思決定支援に関われている事は非常に光栄だと感じますし、スタッフは自信を持って良いのではと思います。

 

 今回より新たな試みとして、部門発表はあらかじめ発表動画を撮影し、スタッフには事前に視聴してもらった上で当日を迎えました。

 事前にインプットすることで当日メインとなったグループワークの効果を高めることや、当日の負担軽減につながります。また動画だと以降も繰り返し視聴できることも考えて今回の方法を採用しました。課題もありましたが、メリットの方が大きいと手ごたえを感じています。動画はラーニングピラミッドでみると学習効果が高いとされており、、新入職員の教育にも使えます。

 今後も毎年形を変えて、最善を目指して修正し実施していきたいと思います。

 

 去年からスタッフには伝えており、この1月にテーマとして掲げたキーワードを、

 

「生産性向上」

 

とし、グループワークのテーマの一つにしました。

 

 業務には直接業務と間接業務があり、利用者宅へ訪問し、そこで十分な医療やケアを提供し、ときには傾聴する時間、すならち直接業務の時間を十分に取る。そのために間接業務としての書類作成、報告等の業務をいかに短縮するか。そこに焦点を当てて間接業務の効率化を目指しています。

 

 そして、業務の効率化のために最も大きなインパクトは、やはり学びになると思います。疾患や制度などを十分に理解すれば、適切なサービス提供や提案の近道になります。今後は動画コンテンツを作成し、上手に活用していきたいと考えています。

 

 当日のグループワークは、1グループ4~6名に分かれて約75分実施しました。各部門の垣根を越えて混成チームを編成し、普段は業務について中々意見交換できないメンバー間で対話ができました。

 多くの気づきもあったようなので、課題抽出にとどまったテーマは、ぜひ解決・ソリューションにつながるように各部門で進めてもらいたいと思います。

 

 2025年度も我々医療法人社団まごころをどうぞよろしくお願い致します。

 

医療法人社団まごころ
四街道まごころクリニック

理事長/院長 梅野 福太郎

 


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